挨拶 | 第60回 日臨技近畿支部医学検査学会

挨拶

第60回日本臨床衛生検査技師会近畿支部医学検査学会

学会長 加藤 幸久

第60回日本臨床衛生検査技師会
近畿支部医学検査学会
学会長 加藤 幸久

令和2年度に第60回日臨技近畿支部学会の担当県となりましたが新型コロナ感染拡大の影響を受け、令和3年11月27日(土)・28日(日)の両日に渡り福井県からweb形式にて本学会を開催することになりました。web形式での学会は初めてであり不安もありますが会員皆様のご協力により現地開催では経験出来ないような学会となるよう企画、運営を行っていきたいと思っております。
テ-マは『エビデンスを導く臨床検査 ~ 検査の歴史に誇りを持って 近畿60年~ 』と変わっておりません。私たちが日頃行なっている検査、その結果こそが医療の科学的根拠であることを忘れず、近畿支部の新たな60年となる学会にしていきたいと考えています。
 新型コロナの感染が拡大する中、医療現場の一線において検査業務に対応されておられる方や、新しい様式への対応に戸惑いを感じている方もいらっしゃるとは思いますが、移動もなく普段着でweb形式の支部学会に参加してみませんか、皆様の参加をお待ちいたしています。

一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
代表理事 会長 宮島 喜文

 本学会が、一般社団法人福井県臨床検査技師会の加藤 幸久会長の下で、メインテーマ「エビデンスを導く臨床検査~検査の歴史に誇りをもって 近畿60 年~」として開催されますことを会員の皆様とともにお慶び申し上げます。
 また、平素より一般社団法人日本臨床衛生検査技師会(以下、日臨技と略す)の活動に、ご理解、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、昨年からの新型コロナウイルス感染症に見舞われている中での支部学会の開催となりました。本来、支部学会には多くの会員・関係者が集い、活発に最新の研究成果の発表や討議を対面で交わし、交流会で親睦を深めることにも意義があるのですが、感染拡大防止の観点から社会活動が制限される中、Web形式を軸として開催されることになりました。厳しい環境下の中での学会企画・運勢に関して、担当県技師会を始め、関係者の皆様のご労苦に深く感謝申し上げます。
 さて、我が国は人口減少・高齢化という難題に立ち向かうため、全世代型社会保障制度の構築に向け、働き方改革・人づくり革命・生産性革命や質の高く効率的な保健・医療・介護の提供等の政策展開を進めていました。
 そこに、新型コロナウイルス感染症が発生し、我が国においても全国的な蔓延となり政府も感染収束に向けて総力を挙げて取り組んでいます。会員の皆様には感染症の診断根拠となる検体採取・PCR検査、更にはワクチン接種の担い手として重要な役割を担っていただいております。
 今年5月には医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアについても臨床検査技師等に関する法改正が行われ、大幅な業務範囲の拡大が図れました。そして、既資格者の研修も開始されるとともに、臨床現場での実践にも着手しなければなりません。
 臨床検査を取り巻く環境変化の中、本学会は担当県実行委員会の時勢に即した特色ある企画と円滑な運営で進められ、更に日臨技が学術・職能団体として抱えている重要な課題について、会員の皆様への情報提供と研究成果を発表する身近な学会として期待されています。
 本学会の盛会を祈念するとともに、運営するにあたりご尽力をいただきました加藤 幸久学会長、川上 優実行委員長をはじめ、福井県臨床検査技師会の皆様に心より感謝申し上げます。

近畿支部長 竹浦 久司

一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
近畿支部長 竹浦 久司

 令和3年度日本臨床衛生検査技師会(日臨技)近畿支部医学検査学会の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。
 現在、日臨技は、今年度の2本柱で一つはタスクシフト/シェアに関する厚生労働省大臣指定講習会のシミュレーションを中央で行い、各支部へ展開し、都道府県技師会で展開する状態です。一方、臨地実習指導者講習会もやっとテキストが完成し、Webではありますが中央で関係者のための講習会を行うところまで進めることができました。あとは会員の皆様が目標人数に参加していただくことをお願い申し上げます。
 さて、今回の学会のメインテーマは「エビデンスを導く臨床検査技師」サブテーマを「検査の歴史に誇りをもって~近畿60年~」となっています。本学会のプログラムは特別講演Ⅰとしてテーマ「衣料から医療へ『下町ロケット2~“リアル”ガウディ計画~』への挑戦」と題し、福井経編興業株式会社 社長 髙木 義秀先生にご講演いただきます。 その他にシンポジウム、教育セミナーを多数企画しています。
 日臨技近畿支部学会は、従来から日本臨床検査医学会近畿支部や日本衛生検査所協会近畿支部などの検査関連団体と協調して内容の充実した学会を開催してまいりましたが、このコロナ禍で日本衛生検査所協会近畿支部とのみのコラボになります。この学会に参加された方々が日頃の研究成果を発表することや幅広く意見交換することで、それぞれの学術や技術レベルを向上させることにより、検査力や人間力を高め臨床検査を通じて広く社会に貢献できることを期待しています。
 この度は、会員・賛助会員、関係各位のご協力に感謝申し上げるともに、学会企画運営にあたられます加藤 幸久学会長をはじめ学会実行委員の福井県臨床検査技師会の皆様のご尽力に心より感謝申し上げます。
 最後に、来年2022年5月21・22日にて全国医学検査学会を24年ぶりに大阪で開催します。Webと現地開催を計画していますので、より多くの会員皆様のご参加をよろしくお願い申し上げます。