ご挨拶|第27回 日本看護診断学会学術大会

看護過程のプロセスとしての看護診断

ご挨拶

大会長
第27回日本看護診断学会学術大会
大会長 上野 栄一

(福井大学 学術研究院 医学系部門
看護学講座 基盤看護学)

 新型コロナウイルス感染症の影響下、ご尽力いただいている、医療、介護、教育、福祉の関係者の方々に敬意を表します。
 さて、第27回日本看護診断学会学術大会は、2021年7月17日(土)-18日(日)に奈良市の奈良学園大学(登美ヶ丘キャンパス)において学術大会を現地開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染状況を鑑みて、皆様の健康と安全を第一に考えて、本学術大会をWeb開催とすることとしいたました。奈良から発信をいたします。
 奈良は、光明皇后が「施薬院」(病者の施療施設)と「悲田院」(貧窮者・病者・孤児などの救済施設)をおいたところで看護の原点ともいわれている地です。
 本学術大会では、先輩達の築き上げてきた看護診断を振り返ると共に、これからの未来へどのように看護診断を発展させればよいかについて考える機会になればと思い、テーマを「看護過程のプロセスとしての看護診断」とさせて頂きました。看護診断は、一連の看護過程の展開を示すものであり、診断名をつけることのみに特化したものではありません。重要なことはいかに対象のニーズをとらえ、適切な看護ケアを提供することです。看護過程の中で重要なことはアセスメントであり、多くの情報の中から患者のケアの最適さを求めるプロセスと考えます。
 さらに今日の医療情勢は、少子高齢化の中、病院・病床機能の分化・強化と連携、在宅医療の充実を目指しています(厚生労働省)。また看護の対象も、患者、家族、地域を考えながら看護提供システムも変化しつつあります。人々の医療に対する意識も変化してきています。そういった意味で新しい看護診断の命名もこれからの課題と思います。
本学会では、看護診断を取り入れることの意義や看護診断の魅力について発信できる学会にしたいと思っています。
 現在、様々な企画を企画委員一同準備中です。特別講演、教育講演、シンポジウムなどの企画があります。詳細がきまりましたら、順次ホームページ等で掲載してまいります。ぜひご覧ください。
 皆様のご参加をお待ちしております。