学会賞、大塚スポーツ医・科学賞
学会賞
なお、学会賞の表彰と受賞者講演は、来年の第77回日本体力医学会大会(栃木大会)にて行う予定です。栃木大会では、第33回、第34回、第35回日本体力医学会学会賞の表彰と受賞者講演を執り行う予定です。
第34回日本体力医学会学会賞につきましてダウンロード
大塚スポーツ医・科学賞
大塚スポーツ医・科学賞受賞演題(第75回学会大会、第76回学会大会)についてダウンロード
大塚スポーツ医・科学賞として「特別賞」および「奨励賞」が設定されてから18年が経過しました。第1回目から数名の選考委員とともに優秀論文を選考して来ましたが、これまで両賞合わせて40人(第1回は若手奨励賞として10人選出)が受賞されております。受賞者のその後の研究活動はかなり高い評価を受けていることを聞くにつけ、選考委員の代表として嬉しい限りでございます。今回の第76回日本体力医学会大会は三重県津市の三重県総合文化センターで開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症対策からオンライン開催の連絡を受けました。大会委員長ならびに事務局の皆さまには大変な作業を強いられたことと存じます。
当大会の演題総数は700題以上と聞いており、本賞対象演題は若手研究者、口頭発表演題、賞を受けるかどうかという制限が設けられていることから213題となりました。5名の選考委員名はブラインドとしており抄録には研究者名および所属を省きました。1~4(優)で評価し、また選考委員が関係する演題は申し出により評価は省き、その場合、他の選考委員の平均評価値をもって対応しました。最終選考に残った7演題から再度評価し、以下のように「特別賞」および「奨励賞」が決定されました。それぞれの筆頭研究者の所属は東北大学学際フロンティア研究所および徳島大学先端酵素学研究所となりました。
両研究の学術専門誌発表の折にはCOIあるいは謝辞としての記載をお願いするものです。
第76回日本体力医学会大会「第18回大塚スポーツ医・科学賞」の表彰にあたり、一言、ご挨拶申しあげます。
大塚スポーツ医・科学賞を受賞された皆さま、誠におめでとうございます。
本賞は、2004年に日本体力医学会と、私ども大塚製薬との共催により「スポーツ医・科学の研究分野における主として若手研究者の育成及び振興」を目的としてスタートし、今年で18年目となります。
大塚製薬は、2つの自社研究所で「運動と栄養」「腸と栄養」をテーマに研究を行ってまいりました。全国の研究機関や研究者の方々との連携で得た知見をもとに、科学的根拠のある製品開発を続けています。
現在、本賞がスポーツ医・科学専攻の研究者の間で目指すべきアワードと位置づけられ、本賞を受賞された方々が、スポーツ医・科学を先導することが期待されている広範な研究に意欲的に取り組まれ、ご活躍を続けておられることは、私ども共催社として誠に嬉しく、誇らしく感じているところでございます。
昨年の第75回大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響のため初めてのオンライン開催となり、表彰式ができませんでしたが、本年度の第76回三重大会において大会役員の先生方のご協力のもと、第17回の受賞者も併せて表彰できることになりました。心より感謝申し上げます。
大塚製薬は、これからもスポーツ医・科学の発展のために、ひきつづき、力を尽くしていく所存であります。受賞者の皆さまの今後のご活躍とスポーツ医・科学の一層の進展を祈念いたしまして、ご挨拶といたします。ありがとうございました。
この度は、大塚スポーツ医・科学賞特別賞をいただき、誠にありがとうございます。このような名誉ある賞を賜り、大変嬉しく、光栄に感じております。これもひとえに指導教員である須永美歌子教授、共同研究として受け入れていただいた筑波大学の高橋英幸教授、国立スポーツ科学センターの中村真理子研究員、須永研究室や実験参加者の皆様など、これまで関わってくださった全ての方々のご指導・ご協力の賜物と心から感謝申し上げます。
本研究は、私自身も大変悩み苦しんだ「月経周期に伴うコンディションの変化」に着目し、月経周期を考慮したコンディショニングサポートに生かすためのエビデンスを構築することを目的とし、進めてきた研究の1つです。今回の受賞を励みとし、女性のより適切なトレーニング・コンディショニング方法の創出に寄与できるよう、より一層精進してまいります。今後ともご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
この度の第75回日本体力医学会大会 大塚スポーツ医・科学賞奨励賞受賞に際し、選考委員会の先生方に心より感謝申し上げます。第75回の学術集会はオンライン開催という特別な環境下での開催ではありましたが、数ある素晴らしい発表演題の中から選ばれたこと、大変光栄に思います。
本研究は、アセチル-L-カルニチン(ALC)の慢性疲労に対する効果を検討するため、Poly I:C誘導性疲労モデルマウスを用いました。そして、ALC前投与による活動性低下抑制とともに、脳内炎症性サイトカインおよびミトコンドリア保護タンパク質の遺伝子発現の変化を明らかにし、活動性低下抑制機序に迫る基礎的研究成果が得られました。この研究成果を踏まえ、今後は、フィールド研究へと展開させながら、慢性疲労を抱える多くの人々の健康に寄与する研究につなげていけたらと考えています。この度の名誉ある賞を授与していただき、本当にありがとうございました。
この度は、第76回日本体力医学会大会において大塚スポーツ医・科学賞特別賞を戴き、ありがとうございました。私はハーバード医科大学ジョスリン糖尿病センターへの留学をきっかけに運動医学へと研究分野を変え、帰国後は東北大学にて運動と胎盤機能を中心とした運動効果伝達の臓器連関と次世代形質変化について研究を進めております。本学会での発表に際しまして、私のような新参者の研究者に対して暖かな激励を賜りましたことに、これからの運動研究を牽引しようとする本学会の開拓性と寛容性を強く感じた次第です。今後は自身の精力的な学会活動を通じて、皆様のお役に立てればと思います。末尾となりますが、本賞に携わってくださった日本体力医学会の皆様、大塚製薬株式会社様、メンターとして支えてくださっている東北大学医工学研究科・永富良一教授に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
この度は第76回日本体力医学会大会大塚スポーツ医・科学賞奨励賞という名誉ある賞を賜り、大変光栄に存じます。学会大会運営委員の先生方をはじめ、選考委員ならびに関係の諸先生方に深謝申し上げます。私の研究テーマは、「サルコペニア治療を目的とした食事療法と運動療法の創出」であり、高齢者を対象に骨格筋量や筋力増加、QOL改善をアウトカムとした臨床研究を行ってきました。これは大学卒業後15年間、継続して行ってきた研究テーマであり、本学会にて臨床的な意義を感じて頂けてことを大変嬉しく思います。今回の受賞を励みに更なる臨床研究を重ね、今後の高齢者医療とサルコペニア治療に貢献できるよう努めてまいります。
最後に、共同研究者の徳田泰伸先生をはじめ、日頃よりご指導・ご支援頂いております諸先生方にこの場をお借りし、深く御礼申し上げます。